“坪内逍遥”の読み方と例文
読み方割合
つぼうちしょうよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治二十九年の末に出版せられし坪内逍遥つぼうちしょうよう氏が『梨園りえん落葉おちば森鴎外もりおうがい氏が『月草つきぐさ』の二書をひもとけば当時諸家の企てし演劇改革の状況を知るにかたからず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その折に出たのが、坪内逍遥つぼうちしょうよう氏の『書生気質しょせいかたぎ』であった。この書物はいままでの書物とはくらべものにならぬ優れたもので、さかんに売れたものである。
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
「頂上十二階までが、春のや主人——坪内逍遥つぼうちしょうようよ。それから、森鴎外、森田思軒しけん依田学海よだがくかい、宮崎三昧道人さんまいどうじん。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)