“思軒”の読み方と例文
読み方割合
しけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「頂上十二階までが、春のや主人——坪内逍遥つぼうちしょうようよ。それから、森鴎外、森田思軒しけん依田学海よだがくかい、宮崎三昧道人さんまいどうじん。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
鴎外おうがい思軒しけん、露伴、紅葉、その他諸家の消息なぞをよくわたしに語って聞かせたのも同君であった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
当時硯友社と相対峙あいたいじした団体は思軒しけん篁村こうそん、三昧、得知ら一派のいわゆる根岸党であった。