“森田思軒”の読み方と例文
読み方割合
もりたしけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃徳富蘇峰とくとみそほう朝比奈碌堂あさひなろくどう森田思軒もりたしけんの三人が新らしい文人の会合を思立おもいたって文学会を組織した。蘇峰と碌堂とは新進第一の論客として勢望既に論壇を圧していた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
依田学海よだがっかい福地桜痴ふくちおうち森田思軒もりたしけん石橋忍月いしばしにんげつ岡野紫水おかのしすい坪内逍遥ら諸氏の名を回想するにつけても演劇改革の事業は今日こんにち後進の吾人ごじんに取りては既に演劇そのものと相並びて歴史的興味を覚えしむる処すくなしとせず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)