“坪内”の読み方と例文
読み方割合
つぼうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ以前から先輩の読み物であった坪内つぼうち氏の「当世書生気質とうせいしょせいかたぎ」なども当時の田舎いなかの中学生にはやはり一つの新しい夢を吹き込むものであった。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
私の母は、やがて麹町こうじまち三番町さんばんちょうの実弟、坪内つぼうち家の邸内に移ることになった。私はそこで、十五歳まで、母とともに生活した。
私の歩んだ道 (新字新仮名) / 蜷川新(著)
今でこそ謹厳方直な道学先生となって門下に煙がられている坪内つぼうち博士も、春廼舎朧はるのやおぼろ時代にはやはりこの気分が濃厚であったのは雅号でも推量おしはかられよう。