“春廼舎朧”の読み方と例文
読み方割合
はるのやおぼろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今でこそ謹厳方直な道学先生となって門下に煙がられている坪内つぼうち博士も、春廼舎朧はるのやおぼろ時代にはやはりこの気分が濃厚であったのは雅号でも推量おしはかられよう。
坪内さんが春廼舎朧はるのやおぼろといっていた時分に、ナニノヤナニという名前の人が四、五人出来た中の一人であった。この人をどうして六人の中に入れたか、私には判らない。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この新例を創めたのは二十二年の春であって、美妙の新作は春廼舎朧はるのやおぼろの短篇と相並んで第一回の選に入った。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)