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逍遥軒
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しょうようけん
ふりがな文庫
“
逍遥軒
(
しょうようけん
)” の例文
ここには古くからある白梅や紅梅がもう
綻
(
ほころ
)
びかけ、
勝頼
(
かつより
)
は今も、叔父の武田
逍遥軒
(
しょうようけん
)
と共に、奥の丸からその梅林のあいだを縫いながら、
鶯
(
うぐいす
)
の声をよそに
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「父親は
逍遥軒
(
しょうようけん
)
といって、詩も作り歌もよみましたが、私はその方は一向いけません。弟は父親の学問好きを
承
(
う
)
けて、これも四角な字を読んでおりました」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「荘左衛門でございます。四角な字を読むのが好きで、詩とか五とかを作って、
逍遥軒
(
しょうようけん
)
と名乗ったそうで——」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
小幡、内藤、
山県
(
やまがた
)
などの
譜代
(
ふだい
)
をはじめ、
逍遥軒
(
しょうようけん
)
孫六、伊奈四郎
勝頼
(
かつより
)
、武田
上野介
(
こうずけのすけ
)
などいう一族にいたるまで、およそきょうの軍議に列した者は、
踵
(
くびす
)
をついで帰って行った。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
逍遥軒
(
しょうようけん
)
も逍遥軒だ。かりそめにも勝頼の叔父、一族の長老ではないか。戦陣を
退
(
ひ
)
いて無断、逃げ
退
(
の
)
くとはどういう
料簡
(
りょうけん
)
か。その他の
奴輩
(
やつばら
)
に至っては、ただ不忠忘恩、いうも口の
穢
(
けが
)
れッ……」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
武田
逍遥軒
(
しょうようけん
)
——武田左馬助——穴山梅雪——馬場
美濃守
(
みののかみ
)
——真田
信綱
(
のぶつな
)
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逍
漢検1級
部首:⾡
11画
遥
漢検準1級
部首:⾡
12画
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
“逍遥”で始まる語句
逍遥
逍遥道路
逍遥津
逍遥派
逍遥馬
逍遥玉面
逍遥生死
逍遥頭巾