“さうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サウシ
語句割合
草紙41.2%
冊子17.6%
相思11.8%
莊子11.8%
壯士5.9%
艸紙5.9%
荘子5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寸刻すんこくはや轉地てんちを、とふのだつたさうである。わたしは、いまもつて、けつしてけんちんをはない。江戸時代えどじだい草紙さうしなかに、まつもどきと料理れうりがある。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これの冊子さうしのめでたさよ
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
妻が夫を忘れたときに鏡の破片がとりになつて夫に告げたといふことや、相思さうしといふ女が男を戀ひ慕つて墓へ參り、木となつてしまつたが、それが相思樹さうしじゆといふのだとか
莊子さうしてふゆめといふ義理ぎりまこと邪魔じやまくさしぎはまではとひきしむる利慾りよくこゝろはかりには黄金こがねといふおもりつきてたからなき子寶こだからのうへもわするゝ小利せうり大損だいそんいまにはじめぬ覆車ふくしやのそしりも梶棒かぢぼうにはこゝろもつかずにぎつてはなさぬ熊鷹主義くまたかしゆぎ理窟りくつはいつも筋違すぢちがひなる内神田うちかんだ連雀町れんじやくちやうとかや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
原田氏はらだし星亨氏ほしとほるし幕下ばつか雄將ゆうしやうで、關東くわんとうける壯士さうし大親分おほおやぶんである。嶺村みねむら草分くさわけ舊家きうけであるが、政事熱せいじねつ大分だいぶのきかたむけたといふ豪傑がうけつ
鴎外漁史は曾つてS・S・S・社を代表して「しがらみ艸紙さうし」の本領を論ぜしことあり。中に言へるあり、曰く
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
それ羅山らざん口号こうがういはく萬葉集まんえふしふ古詩こしたり、古今集こきんしふ唐詩たうしたり、伊勢物語いせものがたり変風へんぷうじやうはつするににせたり、源氏物語げんじものがたり荘子さうし天台てんだいしよたりとあり。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)