“寸刻”の読み方と例文
読み方割合
すんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霊界は現界と同じく、玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の差別の世界で、寸刻(すんこく)の油断もできない。これを知らずに幽明交通をするから、そこに多大の弊害が起るのである。
寸刻(すんこく)も早(はや)く轉地(てんち)を、と言(い)ふのだつたさうである。私(わたし)は、今(いま)もつて、決(けつ)してけんちんを食(く)はない。江戸時代(えどじだい)の草紙(さうし)の裡(なか)に、松(まつ)もどきと云(い)ふ料理(れうり)がある。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
寸刻(すんこく)の猶予(ゆうよ)もできなかった。ただちに清麻呂に因果をふくめ、神教偽作のカラクリ全部を一身に負う手筈をきめる。直ちに百川は上奏して、清麻呂はすでに神教偽作の罪状を告白したと告げた。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)