トップ
>
草紙
>
さうし
ふりがな文庫
“
草紙
(
さうし
)” の例文
左樣
(
さやう
)
でござります。
愚老
(
ぐらう
)
の
頭
(
あたま
)
を
草紙
(
さうし
)
にして、
御城代樣
(
ごじやうだいさま
)
のお
月代
(
さかやき
)
をする
稽古
(
けいこ
)
をなさいますので、
成
(
な
)
るたけ
頭
(
あたま
)
を
動
(
うご
)
かしてくれといふことでござりまして。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
寸刻
(
すんこく
)
も
早
(
はや
)
く
轉地
(
てんち
)
を、と
言
(
い
)
ふのだつたさうである。
私
(
わたし
)
は、
今
(
いま
)
もつて、
決
(
けつ
)
してけんちんを
食
(
く
)
はない。
江戸時代
(
えどじだい
)
の
草紙
(
さうし
)
の
裡
(
なか
)
に、
松
(
まつ
)
もどきと
云
(
い
)
ふ
料理
(
れうり
)
がある。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夫
(
それ
)
より
後
(
のち
)
に
鹿野武左衛門
(
しかのぶざゑもん
)
といふ者が、
鹿
(
しか
)
の
巻筆
(
まきふで
)
といふものを
拵
(
こしら
)
へ、
又
(
また
)
露野五郎兵衛
(
つゆのごろべゑ
)
といふものが
出
(
で
)
て、
露物語
(
つゆものがたり
)
でござりますの、
或
(
あるひ
)
は
露
(
つゆ
)
の
草紙
(
さうし
)
といふものが
出来
(
でき
)
ました。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手習
(
てならひ
)
に行くと、よくいたづらつ子にいぢめられる。それも、師匠に云ひつければ、
後
(
あと
)
の
祟
(
たたり
)
が恐ろしい。そこで、涙をのみこんで、一生懸命に又、
草紙
(
さうし
)
をよごしに行く。
世之助の話
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
京伝翁の
説
(
せつ
)
に、
粥
(
かゆ
)
の木とは正月十五日粥を
烹
(
に
)
たる
薪
(
たきゞ
)
を
杖
(
つゑ
)
とし、子もたぬ女のしりをうてば男子をはらむといふ祝ひ事なりとて、○
枕
(
まくら
)
の
草紙
(
さうし
)
○
狭衣
(
さごろも
)
○
弁内侍
(
べんのないし
)
の
日記
(
にき
)
その外くさ/\の
書
(
しよ
)
を
引
(
ひき
)
て
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
鴎外
(
おうぐわい
)
先生を主筆とせる「しがらみ
草紙
(
さうし
)
」第四十七号に、
謫天情僊
(
たくてんじやうせん
)
の
七言絶句
(
しちごんぜつく
)
、「
読罪与罰上篇
(
つみとばつじやうへんをよむ
)
」数首あり。
泰西
(
たいせい
)
の小説に題するの詩、
嚆矢
(
かうし
)
恐らくはこの数首にあらんか。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
京伝翁の
説
(
せつ
)
に、
粥
(
かゆ
)
の木とは正月十五日粥を
烹
(
に
)
たる
薪
(
たきゞ
)
を
杖
(
つゑ
)
とし、子もたぬ女のしりをうてば男子をはらむといふ祝ひ事なりとて、○
枕
(
まくら
)
の
草紙
(
さうし
)
○
狭衣
(
さごろも
)
○
弁内侍
(
べんのないし
)
の
日記
(
にき
)
その外くさ/\の
書
(
しよ
)
を
引
(
ひき
)
て
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
爰
(
こゝ
)
に
宇治拾遺物語
(
うぢしふゐものがたり
)
と
云
(
い
)
へるは、
大納言隆国卿
(
だいなごんたかくにきやう
)
皐月
(
さつき
)
より
葉月
(
はづき
)
まで
平等院
(
びやうどうゐん
)
一切経
(
いつさいきやう
)
の
山際
(
やまぎは
)
南泉坊
(
なんせんばう
)
に
籠
(
こも
)
りたまひ、あふさきるさの者のはなし、高き
賤
(
いや
)
しきを
云
(
い
)
はず、話に
従
(
したが
)
ひ
大
(
おほ
)
きなる
草紙
(
さうし
)
に書かれけり
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
月代
(
さかやき
)
を
剃
(
そ
)
らせるのに
頭
(
あたま
)
を
動
(
うご
)
かして
仕樣
(
しやう
)
がないとは
聞
(
き
)
いてゐたが、
醫者
(
いしや
)
の
坊主
(
ばうず
)
の
頭
(
あたま
)
を
草紙
(
さうし
)
にして、
近習
(
きんじゆ
)
が
剃刀
(
かみそり
)
の
稽古
(
けいこ
)
をするとは
面白
(
おもしろ
)
い。
大名
(
だいみやう
)
の
頭
(
あたま
)
に
創
(
きず
)
を
附
(
つ
)
けては、
生命
(
いのち
)
がないかも
知
(
し
)
れないからな。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“草紙”で始まる語句
草紙樺
草紙洗
草紙筥
草紙問屋