“狭衣”の読み方と例文
旧字:狹衣
読み方割合
さごろも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続いて栗島狭衣さごろも、森暁紅と文壇的に老人達までが捕物帖を書き出したのは、まさに捕物帖流行前期の姿であったといってよい。
文学史の方でいえば『枕草紙』『源氏物語』『狭衣さごろも』『夜半の寝覚』『浜松中納言物語』『更級日記』などの生れた頃である。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
狭衣さごろも』に「みのしろも、われ脱ぎ着せん返しつと、思ひなわびそ天の羽衣」。『後撰集』に「降る雪のみのしろ衣打着つゝ、春来にけりと驚かれぬる」
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)