“さごろも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狭衣75.0%
狹衣25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狭衣さごろも』に「みのしろも、われ脱ぎ着せん返しつと、思ひなわびそ天の羽衣」。『後撰集』に「降る雪のみのしろ衣打着つゝ、春来にけりと驚かれぬる」
蓑のこと (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
専らその心掛で身を修め、ついに都にのぼって『狭衣さごろも』の如き小説を書くに到りました。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
もつとふるつてたのは三十六ねんぐわつ元旦ぐわんたんで、此日このひ年始ねんし幻花子げんくわしは、掘初ほりぞめをするとつてたゞ一人ひとり出掛でかけたのを、あとから、靜灣せいわん佳水かすゐ天仙てんせん望蜀ぼうしよく古閑こかん狹衣さごろも活東くわつとうの七にん評議ひやうぎうへ
その間に狹衣さごろもなどをはじめ源氏物語を模倣したものは數多く出たやうですが、僕がいま言つたやうな源氏物語にある本當の意味でトラヂックな精神を生かさうとしたものの一つもなかつたのは
若菜の巻など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
今日けふ天氣てんきいからとて、幻花子げんくわし先導せんだうで、狹衣さごろも活東くわつとう望蜀ばうしよくの三が、くわかついで權現臺ごんげんだい先發せんぱつした。あとからつてると、養鷄所やうけいじよ裏手うらて萱原かやはらなかを、四にんしきりに掘散ほりちらしてる。