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掘初
三十七
年の
正月二
日、
掘初として
余は
望玄二
子を
從へて
行つて
見ると、
這は
如何に、
掘りかけて
居た
穴の
附近に、
大男が六七
人居る。
然うして
枯萱を
刈つて
居る。
最も
振つて
居たのは三十六
年一
月元旦で、
此日年始に
來た
幻花子は、
掘初めをすると
云つて
唯一人で
出掛けたのを、
後から、
靜灣、
佳水、
天仙、
望蜀、
古閑、
狹衣、
活東の七
人と
評議の
上