“掘下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりさ50.0%
ほりさが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其貝層(そのかいそう)のシキまで掘下(ほりさ)げて見(み)ると、萬鍬(まんぐわ)の爪(つめ)の間(なか)を巧(うま)く潜(くゞ)つて、土(つち)の中(なか)から、にゆツと出(で)た突起物(とつきぶつ)。
それでは其棄權(そのきけん)した跡(あと)を讓受(ゆづりう)けやうとて、掘(ほ)り掛(か)けると、なる程(ほど)、貝層(かいそう)は五六寸(すん)にして盡(つ)きる。が、其下(そのした)の土(つち)の具合(ぐあひ)が未(ま)だシキとも見(み)えぬので、根氣好(こんきよ)く掘下(ほりさ)げて見(み)ると、又(また)新(あたら)しき貝層(かいそう)がある。
其(そ)の縁臺(えんだい)がめい込(こ)んで、地(つち)が三尺(さんじやく)ばかり掘下(ほりさが)つたと言(い)ふのである。女房(にようばう)は即座(そくざ)に癒(い)えて、軒(のき)の花(はな)が輝(かゞや)いた。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)