“掘立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほったて50.0%
ほつた20.0%
ほりたて20.0%
ほつたて10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃが、ご心配ないようにな、暗い冷い処ではありません——ほんの掘立ほったての草の屋根、秋の虫のいおりではありますが、日向ひなたに小菊もさかりです。」
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はしらまる材木もくざいをそのまゝ、あるひはかはをむいてもちひ、はしらしたにはいしずゑもない、掘立ほつた小屋ごやといふふうなものであつたので、今日こんにちそのあとはなにものこつてをりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
つら/\此住居すまゐを見るに、いしずえもすえず掘立ほりたてたるはしらぬきをば藤蔓ふぢづるにてくゝりつけ、すげをあみかけてかべとし小きまどあり、戸口は大木のかはの一まいなるをひらめてよこ木をわたし
掘立ほつたて小屋のはひくち
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)