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掘立
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ほつた
柱は
圓い
材木をそのまゝ、あるひは
皮をむいて
用ひ、
柱の
下には
礎もない、
掘立て
小屋といふふうなものであつたので、
今日その
跡はなにも
殘つてをりません。
「どうえのつて
爺は、
燒けた
柱掘立てたのよ、そんだから
壁も
塗んねえのよ」
そして
今日なほ
大神宮はなんべん
建てかへても
形だけは
昔のまゝに、
屋根は
茅葺き、
柱は
掘立て、そして
白木のまゝで、
高くちぎとかつをぎが
屋根の
上についてゐて