“冊子”のいろいろな読み方と例文
旧字:册子
読み方割合
さっし41.7%
さうし25.0%
さつし16.7%
そうし8.3%
ぼん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
印刷いんさつ出板しゅっぱんの手続きより一切いっさい費用ひようの事まで引受ひきうけられ、日ならずして予がのぞみのごとくなる冊子さっし数百部を調製ちょうせいせしめて予におくられたり。
さればかゝるはかなき冊子さうしに此 御神の事をしるすはいともかしこけれど、逃入村にごろむらちなみによりてこゝに書載かきのす。
すなはち文化の一具を欠くものと謂可いふべし。(中略)余ここに感ずる所あり。寸暇すんかを得るの際、米仏とうの書をひもとき、その要領を纂訳へんやくしたるもの、此冊子さつしを成す。よつて之を各国演劇史となづ
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
故にこの冊子そうし、たとい今日に陳腐ちんぷなるも、五十年の後にはかえって珍奇にして、歴史家の一助たることもあるべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
素晴らしい人物で! あの人が実に面白い物語を聴かせてくれたものぢや! この小冊子ぼんの中にもそれが二つ載つてをる。