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冊立
ふりがな文庫
“冊立”の読み方と例文
読み方
割合
さくりつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくりつ
(逆引き)
現皇帝の哲宗が
崩御
(
みまか
)
られた。しかるに、じつの皇太子がおわさぬまま、文武百官の
廟議
(
びょうぎ
)
は
紛々
(
ふんぷん
)
をかさねたすえ、ついに端王を
冊立
(
さくりつ
)
して、天子と仰ぐことにきまった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
皇后が
冊立
(
さくりつ
)
されることになっていたが、
斎宮
(
さいぐう
)
の
女御
(
にょご
)
は母君から委託された方であるから、自分としてはぜひこの方を推薦しなければならないという源氏の態度であった。
源氏物語:21 乙女
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
美女すなわち王を閑処につれ行きてこれを殺し、たちまち呪を以て自身を男に戻し、王冠を戴き、委細を宰牛大臣に告げたので、諸臣この漁師の仮子を
冊立
(
さくりつ
)
して王とした。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
冊立(さくりつ)の例文をもっと
(9作品)
見る
冊
常用漢字
小6
部首:⼌
5画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“冊”で始まる語句
冊
冊子
冊封
冊封使
冊数
冊文
“冊立”のふりがなが多い著者
南方熊楠
紫式部
吉川英治
夢野久作
坂口安吾