“出板”の読み方と例文
読み方割合
しゅっぱん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
印刷いんさつ出板しゅっぱんの手続きより一切いっさい費用ひようの事まで引受ひきうけられ、日ならずして予がのぞみのごとくなる冊子さっし数百部を調製ちょうせいせしめて予におくられたり。
然れども文化ぶんか初年長崎赴任の後駿河台するがだいに移り住みし頃より再び文壇に接近し『南畝帖千紫万紅なんぼちょうせんしばんこう』『南畝莠言ゆうげん』等の出板しゅっぱんを見るに至れり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
目安箱めやすばこの設置、出板しゅっぱん条例の頒布はんぷ、戸籍法の改正、郵便制の開始なぞは皆その時代に行なわれた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)