相思さうし)” の例文
勘次かんじとおしな相思さうし間柄あひだがらであつた。勘次かんじ東隣ひがしどなり主人しゆじんやとはれたのは十七のふゆで十九のくれにおしな婿むこつてからも依然いぜんとして主人しゆじんもとつとめてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
妻が夫を忘れたときに鏡の破片がとりになつて夫に告げたといふことや、相思さうしといふ女が男を戀ひ慕つて墓へ參り、木となつてしまつたが、それが相思樹さうしじゆといふのだとか