“變挺”の読み方と例文
新字:変挺
読み方割合
へんてこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、その教へを脱する頃になつて、千代子の方が信者になつた、が、かの女も今では變挺へんてこ陰陽學おんみやうがくつてしまつた。
何故なら頑丈な先生は少し下卑げびてゐたし、黒い毛の先生はひどく恐ろしかつたし、外國人の先生はガラ/\で變挺へんてこであつたし、ミラア先生は、可愛想に! 紫色でやつれ果てゝ
義雄が初めて面會した時、奧から出して來て見せた物徂徠ぶつそらいの掛け物で、この支那崇拜家が例の變挺へんてこ宇畫じくわくをひねつてあるのも、一方の壁に釣してある。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)