“まちなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町中66.7%
市中14.8%
街中14.8%
六街三市1.9%
街頭1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とすると、ねらいをつけつつ、こそこそと退いてござったあの町中まちなかの出窓などが、老人の目的めあてではないか。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
本当の道ばた、市井の家の垣下などにも咲いているものだけに、町中まちなかに育ったわれわれにもこの草は親しい記憶がある。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
お兼が越えた新庄というのは、加州の方へ趣く道で、別にまた市中まちなかの北のはずれから、飛騨へ通ずる一筋の間道がある。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二坪に足らぬ市中まちなかの日蔭の庭に、よくもこう生い立ちしな、一本ひともと青楓あおかえで、塀の内に年経たり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
となったので、柴進は燕青とふたりだけで、まずその日、ひと足先に、帝都東京とうけい街中まちなかへ下見に入った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足下おぬしは、街中まちなかせきをして足下おぬし飼犬かひいぬ日向ひなたぼこりをおどろかしたとうて、あるをとこ鬪爭けんくわをした。
と、呼びわしながら、たちまち南大門を突破し、さらに東門西門を打ち破るときの声も一つに、すべて、五千余人の歩騎兵が、どっと、その夜の六街三市まちなかへ洪水の逆巻くかと見えるばかりに流れ入った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これさ/\、はぢぢゃ/\、亂暴らんばうをすな? チッバルト、マーキューシオー、領主との嚴命げんめいではいか、ヹローナの街頭まちなか鬪諍たゝかひをしてはならぬはずぢゃ。