“まちなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町中70.6%
市中13.7%
街中13.7%
街頭2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とすると、ねらいをつけつつ、こそこそと退いてござったあの町中まちなかの出窓などが、老人の目的めあてではないか。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
本当の道ばた、市井の家の垣下などにも咲いているものだけに、町中まちなかに育ったわれわれにもこの草は親しい記憶がある。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
お兼が越えた新庄というのは、加州の方へ趣く道で、別にまた市中まちなかの北のはずれから、飛騨へ通ずる一筋の間道がある。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二坪に足らぬ市中まちなかの日蔭の庭に、よくもこう生い立ちしな、一本ひともと青楓あおかえで、塀の内に年経たり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
足下おぬしは、街中まちなかせきをして足下おぬし飼犬かひいぬ日向ひなたぼこりをおどろかしたとうて、あるをとこ鬪爭けんくわをした。
街中まちなかは瓦重なる夕かげをまだじじとある蝉が庭木に
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
これさ/\、はぢぢゃ/\、亂暴らんばうをすな? チッバルト、マーキューシオー、領主との嚴命げんめいではいか、ヹローナの街頭まちなか鬪諍たゝかひをしてはならぬはずぢゃ。