“しちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
市中58.3%
支柱25.0%
仔虫8.3%
厠籌8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな言葉ことばが、相逢あひあ人々ひと/″\挨拶あいさつのやうに、また天氣てんきうらなふやうに、子供こどもくちにまでのぼるとともに、市中しちうたちましづまりかへつて、ひつそりとなつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
それは支柱しちうが取り去られたといふよりも、まるで原動力がなくなつてしまつたやうなものだつた。
白蟻しろあり仔虫しちうこそいたましけれ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
桟道の旧跡を経て新茶屋といふに到る。屋後に行きて初て厠籌しちうを見たり。竹箆にはあらず。広一寸弱長四五寸の片木なり。二里半上松あげまつ駅にいたる。臨川りんせん寺は駅路蕎麦店間けうばくてんかんより二丁きよの坂を下りている。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)