“白蟻”の読み方と例文
読み方割合
しろあり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄貴がお人好しで蛇を拝んだり、白蟻しろありの糞を拝んだりしているからだ。兄貴の眼をさますには、あの蛇からどうかしなくちゃならない。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
猪之は巧みに藤吉の気をひき、じわじわと攻めて、白蟻しろありが柱のしんにくいこむように、藤吉の心の中にくいこんで来た。
その最初の目的に至りてはその組織は白蟻しろあり蜜蜂みつばちの社会よりもなお簡易質朴なる太平洋群島の野蛮人も、政治の機関は博大精緻に発達したる欧米社会においても
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)