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街中
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まちなか
ふりがな文庫
“
街中
(
まちなか
)” の例文
また、
路上競馬
(
ろじょうけいば
)
といって、
街中
(
まちなか
)
の、二条大路でも催されたことがあるし、野外の行幸先で、ふいに下命によってやる場合もめずらしくない。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
街中
(
まちなか
)
でくり返されているできごとなどには注意を向けたこともなかったが、知ってのとおり、彼の同僚の年若い官吏などは
外套
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
この
街中
(
まちなか
)
にある藤井病院の産室で、死んだようにぐったりと眠っているお母さんの横に小さい
蒲団
(
ふとん
)
が敷いてあって、そこに
天使
(
てんし
)
のような小さな赤ん坊が
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
足下
(
おぬし
)
は、
街中
(
まちなか
)
で
咳
(
せき
)
をして
足下
(
おぬし
)
の
飼犬
(
かひいぬ
)
の
日向
(
ひなた
)
ぼこりを
驚
(
おどろ
)
かしたと
言
(
い
)
うて、
或
(
ある
)
男
(
をとこ
)
と
鬪爭
(
けんくわ
)
をした。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
而
(
さう
)
して京都の八坂神社の塔を意外な
建
(
たて
)
込んだ
街中
(
まちなか
)
に発見する如く、広場の一方の人家の上に有名なノオトル・ダムのカテドラルが古色を帯びて
屹立
(
きつりつ
)
する雄姿を仰ぐのであつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
瓔珞蛇
(
ダボヤ
)
は
長
(
たけ
)
五尺に達する美麗な大毒蛇だが、時に
街中
(
まちなか
)
車馬馳走の間に睡りて
毫
(
ごう
)
も動かず、いささかも触るれば、急に起きて人畜を傷つけ殺す(サンゼルマノ『
緬甸帝国誌
(
ゼ・バーミース・エンパイヤー
)
』二十一章)
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
街中
(
まちなか
)
は瓦重なる夕かげをまだじじとある蝉が庭木に
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
足どり亂して響きのない影が
街中
(
まちなか
)
をふみまはる
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
となったので、柴進は燕青とふたりだけで、まずその日、ひと足先に、帝都
東京
(
とうけい
)
の
街中
(
まちなか
)
へ下見に入った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
往来
(
ゆきき
)
の多い
街中
(
まちなか
)
の
妄動
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
“街中”の意味
《名詞・形容動詞》
街の全体。街の全部。
(出典:Wiktionary)
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“街”で始まる語句
街
街道
街路
街衢
街燈
街上
街頭
街角
街々
街樾