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『妄動』
ふりがな文庫
『
妄動
(
もうどう
)
』
× われは曙にさまよふ影なり、 亡びんとする或物なり、 亡ぶるを否み難きものなり。 われは珊瑚の色したる灰なり、 暮れゆく春の竈場なり。 われは自ら憐んで描きぬ、 わななきて氷の上に傾く焚火を。 おお、この崩れ落つる火の傷ましさ、 熱もなく …
著者
与謝野寛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
片
(
へら
)
華奢
(
くしや
)
反
(
そら
)
外
(
よそ
)
負傷
(
てお
)
冷
(
つめた
)
乞丐
(
かたゐ
)
角
(
つの
)
自
(
みづか
)
脅
(
おびや
)
経緯
(
たてぬき
)
生国
(
しやうこく
)
標的
(
あて
)
削
(
けづ
)
報復
(
しかへし
)
黄金
(
きん
)
老
(
おい
)
額
(
ひたひ
)
臨終
(
いまは
)
閾
(
しきゐ
)
檻
(
をり
)
素性
(
すじやう
)
中
(
なか
)
前
(
さき
)
竈場
(
フオオイエ
)
街家
(
まちや
)
脚
(
あし
)
融
(
と
)
街中
(
まちなか
)
呼吸
(
いき
)
借物
(
かりもの
)
鉄
(
てつ
)
露出
(
むきだ
)
風姿
(
なり
)
黒血
(
くろち
)
呻
(
うめ
)
我命
(
わがいのち
)
純清
(
じゆんせい
)
糧
(
かて
)
瞳
(
ひとみ
)
痺
(
しび
)
獣
(
けもの
)
孤独
(
こどく
)
焚火
(
たきび
)
櫂
(
かい
)
往来
(
ゆきき
)
期
(
ご
)
曝
(
さら
)
暇
(
いとま
)
明日
(
あす
)
抗
(
あらが
)