“イチニハ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
市場50.0%
接待場50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通例うたがき(歌垣)或は方言的にかゞひ(嬥歌会)をづめなど称せられるもので、市場イチニハ——斎場——に集つて、神・巫女対立して、歌の掛合ひすることを条件とする。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうした祭り日に、神を待ち迎へる、村の娘の寄り合うて、神を接待イツ場所ニハが用意せられた。神の接待場イチニハだから、いちと言はれて、こゝに日本の市の起原は開かれた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)