“市庁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しちやう25.0%
しちよう25.0%
オテル・ド・ウィユ25.0%
ラートハウス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからしたはうへかけて、カリフォルニヤがい坂道さかみちを、断間たえまなく鋼索鉄道ケーブルカー往来わうらいするのがえる。地震ぢしんときけたのが彼処あすこ近頃ちかごろてかけた市庁しちやうあれと、甲板かんぱんうへ評定ひやうぢやうとり/″\すこぶやかましい。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
あれが ミルチス・マヂョル市庁しちよう玄関げんくわんです
「あすこの市長は去年の選挙でドリオという共産党員になって、七月と十一月の革命記念日にはサン・ドニの市庁オテル・ド・ウィユに赤旗があがりますよ」
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
市庁ラートハウスの床下の囚獄を見た時は、若い娘さんがランプをさげて案内してくれました。罪人はわらも何もない板の寝床にねかされて、パンも水ももらえなかったと話しました。
先生への通信 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)