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珍奇
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ちんき
ふりがな文庫
“
珍奇
(
ちんき
)” の例文
どんなに、
気
(
き
)
の
沈
(
しず
)
んだお
嬢
(
じょう
)
さんでも、
私
(
わたし
)
の
持
(
も
)
ってきた、
宝石
(
ほうせき
)
をごらんになれば、こおどりしてお
喜
(
よろこ
)
びなさるにちがいありません。それほど
美
(
うつく
)
しい、
珍奇
(
ちんき
)
なものばかりです。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
天下の
広
(
ひろ
)
きには
珍奇
(
ちんき
)
なる事おほきものなりけり云云。是も
奇石
(
きせき
)
の一
類
(
るゐ
)
なれば筆の
次
(
ついで
)
にしるしつ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
近世
(
きんせい
)
では、
犬
(
いぬ
)
の
使命
(
しめい
)
といふ
事
(
こと
)
は
左迄
(
さまで
)
珍奇
(
ちんき
)
な
事
(
こと
)
ではないが、それと
之
(
これ
)
とは
餘程
(
よほど
)
塲合
(
ばあひ
)
も
異
(
ちが
)
つて
居
(
を
)
るので、
二名
(
にめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
は
危
(
あや
)
ぶみ、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
腕
(
うで
)
を
拱
(
こまぬ
)
いた
儘
(
まゝ
)
、
眤
(
じつ
)
と
稻妻
(
いなづま
)
の
面
(
おもて
)
を
眺
(
なが
)
めた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
進歩的の金魚商は特に異種の
交媒
(
こうばい
)
による
珍奇
(
ちんき
)
な新魚を得て観賞需要の拡張を図ろうとした。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
文珠岩の如きは
実
(
じつ
)
に奇中の
奇
(
き
)
たるものなり、要するに人跡未到の
地
(
ち
)
なるを以て、動植物及鉱物共に
大
(
おほい
)
に得る所あらんとするを
期
(
き
)
せしなれ共、右の如く別に
珍奇
(
ちんき
)
なる者を
発見
(
はつけん
)
せざりき
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
ふたりが天窓まで這っていってなかを覗くと、ほの暗い電灯のなかに、
珍奇
(
ちんき
)
な
仏像
(
ぶつぞう
)
や、奇怪な大時計や、古めかしい
鎧
(
よろい
)
など、さまざまな骨董品が、ところせまきまでにならんでいた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
天下の
広
(
ひろ
)
きには
珍奇
(
ちんき
)
なる事おほきものなりけり云云。是も
奇石
(
きせき
)
の一
類
(
るゐ
)
なれば筆の
次
(
ついで
)
にしるしつ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“珍奇”の意味
《名詞》
珍しく、奇妙であること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
珍
常用漢字
中学
部首:⽟
9画
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“珍奇”で始まる語句
珍奇物語