“めづらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
42.9%
28.6%
珍奇14.3%
珍敷14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これはおめづらしい。何方どなたかと思ひましたら、蒲田君に風早君。久くお目に掛りませんでしたが、いつもお変無く」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
竜神より神仏へくういふ普通ふつうせつなれど、こゝにめづらし竜燈りうとうの談あり、少しく竜燈をげすべき説なればしばらくしるして好事家かうずか茶話ちやわきようす。
どうだ、最早もはや皈途きとむかふのだが、これからすこみちへんじてすゝんでは、ふるみちかへるより、あたらしい方面ほうめんからかへつたら、またいろ/\珍奇めづらしことおほからう。
火鉢に炭を加へ、其側に座蒲団を敷いて、相対さしむかひに成つた時の心地こゝろもち珍敷めづらしくもあり、嬉敷うれしくもあり、蓮太郎が手づから入れて呉れる茶の味は又格別に思はれたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)