珍敷めづらし)” の例文
火鉢に炭を加へ、其側に座蒲団を敷いて、相対さしむかひに成つた時の心地こゝろもち珍敷めづらしくもあり、嬉敷うれしくもあり、蓮太郎が手づから入れて呉れる茶の味は又格別に思はれたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)