“爇”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安政丁巳の歳に阿部正弘が病死した時、流言は其病を以て嗜酒好色の致す所となし、又天その攘夷を敢てせざるをにくみ、送葬の日に雷火を降して寺院をくと云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
たふとく優くも、高くうるはしくも、又は、まつたくも大いなる者在るを信ぜざらんと為るばかりに、一度ひとたび目前まのあたりるを得て、その倒懸の苦をゆるうせん、と心くが如く望みたりしを
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)