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爇
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や
ふりがな文庫
“
爇
(
や
)” の例文
安政丁巳の歳に阿部正弘が病死した時、流言は其病を以て嗜酒好色の致す所となし、又天その攘夷を敢てせざるを
悪
(
にく
)
み、送葬の日に雷火を降して寺院を
爇
(
や
)
くと云つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
崇
(
たふと
)
く優くも、高く
麗
(
うるはし
)
くも、又は、
完
(
まつた
)
くも大いなる者在るを信ぜざらんと為るばかりに、
一度
(
ひとたび
)
は
目前
(
まのあたり
)
睹
(
み
)
るを得て、その倒懸の苦を
寛
(
ゆる
)
うせん、と心
爇
(
や
)
くが如く望みたりしを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
爇
部首:⽕
18画