“不悌”の読み方と例文
読み方割合
ふてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人の内行ないこう修まらざるがために、一家内に様々の風波を起こして家人の情を痛ましめ、以てその私徳の発達を妨げ、不孝の子を生じ、不悌ふてい不友ふゆうの兄弟姉妹を作るは
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
上に刃向かった人間の栄えた例はないというが、戦の聖人ひじりうやまわれている彼の甲州の信玄様は父を押しこめた不孝者でござる。越後の上杉謙信公も兄に逆らった不悌ふていの方じゃ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)