トップ
>
聴手
ふりがな文庫
“聴手”のいろいろな読み方と例文
旧字:
聽手
読み方
割合
ききて
88.9%
きゝて
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ききて
(逆引き)
そういう
特種
(
とくしゅ
)
の社会哲学を、
誰
(
たれ
)
が誰に語っているのかと思えば、
聴手
(
ききて
)
には
後
(
うしろ
)
に耳のないわたしへで、語りかけるのは福沢氏だった。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
うしろの空地では、書生節のヴァイオリンと、盲目乞食の浪花節とが、それぞれ黒山の
聴手
(
ききて
)
に囲まれて、一種異様の二重奏をやっていた。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
聴手(ききて)の例文をもっと
(16作品)
見る
きゝて
(逆引き)
僕は
聴手
(
きゝて
)
の顔を見ないやうにしてゐた。さうかといつて窓の外を見てゐると、表へ飛びだしたくなるに極つてゐる。眼のやり場に困つて、歌ひ手の口を見つめてゐた。僕は、はツとして、眼を伏せた。
世界人情覗眼鏡
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
可楽
(
からく
)
が出るやうになつてから、一ト
際
(
きは
)
聴手
(
きゝて
)
が
殖
(
ふ
)
えたと
云
(
い
)
ふ
位
(
くらゐ
)
。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
聴手(きゝて)の例文をもっと
(2作品)
見る
聴
常用漢字
中学
部首:⽿
17画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“聴”で始まる語句
聴
聴聞
聴衆
聴耳
聴者
聴取
聴許
聴診器
聴入
聴惚
“聴手”のふりがなが多い著者
ナサニエル・ホーソーン
ロマン・ロラン
柳田国男
中島敦
三遊亭円朝
長谷川時雨
江戸川乱歩
夏目漱石
薄田泣菫
新美南吉