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聴惚
ふりがな文庫
“聴惚”の読み方と例文
読み方
割合
ききほ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ききほ
(逆引き)
如何
(
どう
)
しても琴に違いないと、感心して
聴惚
(
ききほ
)
れていると、十分と
経
(
た
)
たぬ
中
(
うち
)
に、ジャカジャカジャンと
引掻廻
(
ひっかきまわ
)
すような音がして、
其切
(
それぎり
)
パタリと
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「ふむ」とお島は首を
傾
(
かし
)
げて
聴惚
(
ききほ
)
れていた。今まで莫迦にしていたこの男が、何か耳新しい特殊な智識を持っている
悧巧
(
りこう
)
者のように思えて来た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
この閑寂で清涼な神社の境内のテントの下で蓄音機の童謡に
聴惚
(
ききほ
)
れたあの若干時間の印象が相当鮮明に記憶に浮上がってくる事であろうと思われた。
静岡地震被害見学記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
聴惚(ききほ)の例文をもっと
(3作品)
見る
聴
常用漢字
中学
部首:⽿
17画
惚
漢検準1級
部首:⼼
11画
“聴”で始まる語句
聴
聴聞
聴衆
聴手
聴耳
聴者
聴取
聴許
聴診器
聴入
“聴惚”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
徳田秋声
寺田寅彦