“可楽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からく50.0%
たのしみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆゑだれかれききまゐなかに、可楽からくふ者があつて、これ櫛職人くししよくにんでござりましたが、いたつ口軽くちがる面白おもしろい人ゆゑ、わたくしも一つ飛入とびいり落語はなしをして見たいと申込まうしこんだ。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
すると狂歌師きやうかしなか職人しよくにんれたら品格ひんが悪くなるだらうとこばんだものもあつたが、ナニ職人しよくにんだツて話が上手じやうずなら仔細しさいないとふ事で、可楽からくれてやらせて見た所が、大層たいそう評判ひやうばんよろしく
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
かうしてゐれば、可楽たのしみな事もあるかはりつらい事や、悲い事や、くるしい事なんぞが有つて、二つ好い事は無し、考れば考るほど私は世の中が心細いわ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)