“飛入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とびいり57.1%
とびい42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆゑだれかれききまゐなかに、可楽からくふ者があつて、これ櫛職人くししよくにんでござりましたが、いたつ口軽くちがる面白おもしろい人ゆゑ、わたくしも一つ飛入とびいり落語はなしをして見たいと申込まうしこんだ。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
此間このあひだにチヨイ/\飛入とびいり發掘者はつくつしやえた。野中完一氏のなかくわんいちし伊坂梅雪氏いさかばいせつし小南保之助氏こみなみやすのすけし高橋佛骨氏等たかはしぶつこつしとう
また、両国橋のたもとに、飛入とびいり剣術の小屋がけがあった。見物人のうちに交じっていた次郎右衛門忠明が、時折、苦笑をするのを見て、その興行者たる自称天下無双の兵法者が
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このいささかの音にも驚きたるさまして、足を爪立つまだてつつじっと見て、わなわなと身ぶるいするとともに、足疾あしばや樹立こだち飛入とびいる。。——懐紙かいしはし乱れて、お沢の白きむなさきより五寸くぎパラリと落つ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)