気質たち)” の例文
旧字:氣質
生きている気のしない気質たちだったので、からだの弱い彼女に、生きているかぎり、力一ぱいのものを残させたい気がして、ある日、差向いでいるときに言った。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「それがが身の悪い気質たちじゃ。たんと駄々をいうて、この年老としとった母を困らせるがよいわ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)