“なぬし”の漢字の書き方と例文
語句割合
名主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの追分おいわけ名主なぬし文太夫ぶんだゆうから見せてもらって来た手紙も、両国十一屋の隠居から聞いた話も、すべてそれを胸にまとめて見ることができた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
むかしは「名主なぬし」というのをつとめ、十年前ごろまでは村の、「総代そうだい」というのをやっていただけ、その貧乏がひじょうにめだつのでした。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
不義の女房にようばう并に伯父九郎兵衞へ能く分て遣はせしぞ伯父をぢは母方か父方ちゝかたかと問はるゝに九助こたへて亡夫ばうふ九郎右衞門まで七代の間水呑村名主なぬし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)