“めいしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メイシュ
語句割合
盟主31.6%
名手26.3%
銘酒21.1%
明珠15.8%
名主5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうですか、それでは今、日本を大東亜の盟主めいしゅとする大東亜戦争が始まっているんですね……」
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
都でなら、蝉丸流せみまるりゅう師長流もろながりゅう式部親王家しきぶしんのうけの御流などの流れを伝える家々もありますし、名手めいしゅもたくさんおられますから。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旅の女が酒を造って、それを見ず知らずの人にも売ってあるいたことが、諸国銘酒めいしゅの根本となった例も多いのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
がまひたいには夜光やこう明珠めいしゅがあると云うが、吾輩の尻尾には神祇釈教しんぎしゃっきょう恋無常こいむじょうは無論の事、満天下の人間を馬鹿にする一家相伝いっかそうでんの妙薬が詰め込んである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
中興のひと北条泰時やすときの善政、最明寺時頼さいみょうじときよりの堅持、また、元寇げんこうの国難にあたった相模太郎さがみたろう時宗などの名主めいしゅも出て、とまれ、北条家七代の現執権高時の今にいたるまで、南北の六波羅探題以下、評定衆ひょうじょうしゅう
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)