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名手
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めいしゅ
ふりがな文庫
“
名手
(
めいしゅ
)” の例文
それから、この
法師
(
ほうし
)
には、「
耳
(
みみ
)
なし
法一
(
ほういち
)
」というあだ名がつき、びわの
名手
(
めいしゅ
)
として、ますます
名声
(
めいせい
)
が高くなりました。(昭2・6)
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
都でなら、
蝉丸流
(
せみまるりゅう
)
、
師長流
(
もろながりゅう
)
、
式部親王家
(
しきぶしんのうけ
)
の御流などの流れを伝える家々もありますし、
名手
(
めいしゅ
)
もたくさんおられますから。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金泥
(
きんでい
)
を
空
(
そら
)
にながして
彩
(
いろど
)
つた
眞夏
(
まなつ
)
のその
壯麗
(
そうれい
)
なる
夕照
(
ゆうせふ
)
に
對
(
たい
)
してこころゆくまで、
銀鈴
(
ぎんれい
)
の
聲
(
こゑ
)
を
振
(
ふ
)
りしぼつて
唄
(
うた
)
ひつづけた
獨唱
(
ソロ
)
の
名手
(
めいしゅ
)
、
天
(
そら
)
飛
(
と
)
ぶ
鳥
(
とり
)
も
翼
(
はね
)
をとどめてその
耳
(
みゝ
)
を
傾
(
かたむ
)
けた、ああ
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
こういう
模型
(
もけい
)
ものを作る
名手
(
めいしゅ
)
が三、四人いて、それが他の隊員にも教えながら、毎日ほかの仕事はしないで、南京ねずみの家と車ばかりを、えっさえっさと作っているのだった。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして、
奏
(
かな
)
でる
人
(
ひと
)
が、
名手
(
めいしゅ
)
になればなるほど、
堪
(
た
)
えがたい
思
(
おも
)
いがされるのでした。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「なんという
名手
(
めいしゅ
)
でしょう……ひろい国じゅうにも、これにまさるものはありますまい。」
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
“名手”の意味
《名詞》
優れた技量、うでまえを持つ者。
囲碁や将棋などで優れた打ち方。妙手。
(出典:Wiktionary)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“名”で始まる語句
名
名残
名代
名告
名前
名誉
名人
名聞
名高
名題