“銀鈴”の読み方と例文
読み方割合
ぎんれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「友よ、私にお辞儀したもうな」ヴァランタンの声は銀鈴ぎんれいの如く澄み渡っていた。「さあ、われわれの先生に御挨拶申し上げよう」
如何にも清い、銀鈴ぎんれいの様な声をもって居る。内に居ても、外に居ても、遊んでも、必ず何か歌って居る。誰が教えたと云うでもなく、ひとりで歌う。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
金泥きんでいそらにながしていろどつた眞夏まなつのその壯麗そうれいなる夕照ゆうせふたいしてこころゆくまで、銀鈴ぎんれいこゑりしぼつてうたひつづけた獨唱ソロ名手めいしゅそらとりはねをとどめてそのみゝかたむけた、ああ
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)