トップ
>
盟主
>
めいしゅ
ふりがな文庫
“
盟主
(
めいしゅ
)” の例文
「
阿波
(
あわ
)
侯におかれては、いよいよ明日、
卍
(
まんじ
)
丸でお国表へお引揚げなさる由、何やら
盟主
(
めいしゅ
)
を失うような
寂寥
(
せきりょう
)
を覚えまする」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうですか、それでは今、日本を大東亜の
盟主
(
めいしゅ
)
とする大東亜戦争が始まっているんですね……」
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
羽生の寺の本堂の裏から見た
秩父
(
ちちぶ
)
連山や、浅間嶽の
噴煙
(
ふんえん
)
や
赤城
(
あかぎ
)
榛名
(
はるな
)
の
翠色
(
すいしょく
)
にはまったく遠ざかって、利根川の土手の上から見える日光を
盟主
(
めいしゅ
)
とした
両毛
(
りょうもう
)
の連山に夕日の当たるさまを見て暮らした。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
皆さんのお
心委
(
こころまか
)
せとし、いまや太平洋を征服し、東洋民族の
盟主
(
めいしゅ
)
として仰がれることになりました新日本の
光輝
(
こうき
)
ある
黎明
(
れいめい
)
を迎えるに当り、その
尊
(
とうと
)
き犠牲となったわが戦士と不幸な市民たちを
弔
(
とむら
)
い
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あくまで伊那丸を中心とする一
党
(
とう
)
が、その
盟主
(
めいしゅ
)
をうしなって、なんの最後の一戦がはなばなしかろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
米英人の足もとにふみにじられていた、ながい年月の悪夢からさめ、日本を
盟主
(
めいしゅ
)
として東洋人の東洋を築こうとしている、新らしい昭南島の姿が、生々と感じられるようだった。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
このうえはなにとぞ、もとの
甲山
(
こうざん
)
にお帰りあそばして、あわれ、
甲斐源氏再興
(
かいげんじさいこう
)
のために、
臥薪嘗胆
(
がしんしょうたん
)
いたしている
若君
(
わかぎみ
)
をはじめ、われわれどもの
盟主
(
めいしゅ
)
とおなりくださいますよう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、蜂須賀阿波守がその反幕府派の
盟主
(
めいしゅ
)
であることが、指摘されてあった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
盟主
(
めいしゅ
)
をうしなった天下の群雄は、ひとしくうろたえまよった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“盟主”の意味
《名詞》
同盟の主宰となる者。
(出典:Wiktionary)
盟
常用漢字
小6
部首:⽫
13画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“盟”で始まる語句
盟
盟約
盟友
盟誓
盟下
盟休
盟陣
盟国
盟契
盟邦