“盟主”の読み方と例文
読み方割合
めいしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿波あわ侯におかれては、いよいよ明日、まんじ丸でお国表へお引揚げなさる由、何やら盟主めいしゅを失うような寂寥せきりょうを覚えまする」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうですか、それでは今、日本を大東亜の盟主めいしゅとする大東亜戦争が始まっているんですね……」
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
羽生の寺の本堂の裏から見た秩父ちちぶ連山や、浅間嶽の噴煙ふんえん赤城あかぎ榛名はるな翠色すいしょくにはまったく遠ざかって、利根川の土手の上から見える日光を盟主めいしゅとした両毛りょうもうの連山に夕日の当たるさまを見て暮らした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)