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明珠
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めいしゅ
ふりがな文庫
“
明珠
(
めいしゅ
)” の例文
「いよいよ海女は水底深く潜って龍王の
顎
(
あぎと
)
を探ります。
明珠
(
めいしゅ
)
は、お松、お村、どちらの手に入りましょうや、しばらくは一と
囃
(
はや
)
し——」
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
蟇
(
がま
)
の
額
(
ひたい
)
には
夜光
(
やこう
)
の
明珠
(
めいしゅ
)
があると云うが、吾輩の尻尾には
神祇釈教
(
しんぎしゃっきょう
)
恋無常
(
こいむじょう
)
は無論の事、満天下の人間を馬鹿にする
一家相伝
(
いっかそうでん
)
の妙薬が詰め込んである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そこで女は寝台の上にあがり、きちんと着ていた衣服を
緩
(
ゆる
)
めて、
臂
(
うで
)
にはめている
腕釧
(
うでわ
)
をあらわした。それは
条金
(
じょうきん
)
で紫金の色をした
火斉珠
(
かせいしゅ
)
をとおして、それに二つの
明珠
(
めいしゅ
)
をはめこんだものであった。
五通
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
いよいよこれから龍王の
珠
(
たま
)
取り、藤原の
淡海公
(
たんかいこう
)
に
契
(
ちぎ
)
った海女は一人だがこちらの海女は二人、いずれ劣らぬ美しいのが、水底深く潜って、龍王の
明珠
(
めいしゅ
)
を取って来る。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八が案内したのは、
讃州
(
さんしゅう
)
志度
(
しど
)
の
海女
(
あま
)
の見世物、龍王の
明珠
(
めいしゅ
)
を取った、王朝時代の伝説にかたどり、水中に芸をさせるのが当って、その頃江戸の評判になった興行物の一つでした。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
“明珠”で始まる語句
明珠百斛