“最明寺時頼”の読み方と例文
読み方割合
さいみょうじときより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物語に伝えられた最明寺時頼さいみょうじときよりや講談に読まれる水戸黄門みとこうもんは、おそらく自分では一種の調律師のようなつもりで遍歴したものであったかもしれない。
備忘録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
雪の日、佐野の渡しに行き暮れた最明寺時頼さいみょうじときより寒飢かんきをもてなすに、寵愛の梅の木をって、炉にくべる薪とした鎌倉武士の情操と、劉安の話とを。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その旅僧が最明寺時頼さいみょうじときよりだったという話になっているが、女が茶碗のへりを少し打ち欠いて、ここは私が口をつけたところですから、他のところから飲んで下さいと言ったので
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)