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銘酒
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めいしゅ
ふりがな文庫
“
銘酒
(
めいしゅ
)” の例文
(略)店は
二間間口
(
にけんまぐち
)
の二階造り、
軒
(
のき
)
には
御神燈
(
ごじんとう
)
さげて
盛
(
も
)
り
塩
(
しお
)
景気よく、
空壜
(
あきびん
)
か何か知らず
銘酒
(
めいしゅ
)
あまた棚の上にならべて
帳場
(
ちょうば
)
めきたる処も見ゆ。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
旅の女が酒を造って、それを見ず知らずの人にも売ってあるいたことが、諸国
銘酒
(
めいしゅ
)
の根本となった例も多いのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
酒屋の払いもきちんきちんと現金で渡し、
銘酒
(
めいしゅ
)
の
本鋪
(
ほんぽ
)
から、看板を
寄贈
(
きぞう
)
してやろうというくらいになり、蝶子の三味線も
空
(
むな
)
しく押入れにしまったままだった。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
宋君
(
そうくん
)
。ご存知でしょうが、ここで飲ませるのが、純粋な江州産の
銘酒
(
めいしゅ
)
ですよ。つまりこの
芳醇
(
ほうじゅん
)
ですな。天下の酒徒なら“
玉壺春
(
ぎょっこしゅん
)
”の名を知らぬものはありません。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
是が
銘酒
(
めいしゅ
)
という語の起原である。酒は本来は女の造るものときまっていたのに、こういう銘酒の産地が、多くは婦人と縁のない
寺方
(
てらかた
)
であったということは、ちょっと珍しい現象である。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“銘酒”の意味
《名詞》
念を入れて作り、銘のある酒。
(出典:Wiktionary)
銘
常用漢字
中学
部首:⾦
14画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“銘酒”で始まる語句
銘酒屋