“町名主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まちなぬし83.3%
ちょうなぬし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また一方には親方の庄蔵から町名主まちなぬしにその事情を訴えて、六三郎の赦免をしきりに嘆願したので、結局六三郎はお構いなしということでゆるされた。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と、大喝一声譴責けんせきを加えた上、町名主まちなぬし五人組へ預けたので、一同その明決に感じ合ったということである。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
ここらにも町名主ちょうなぬしの玄関はある。半七はその玄関をおとずれてちょう役人に逢い、かの片腕の一件についてひと通りのことをきただしたが、庄太の報告以外に新らしい発見もなかった。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)