“まちなぬし”の漢字の書き方と例文
語句割合
町名主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
登は圧迫を感じながら訊いた、「ここには町名主まちなぬしか五人組はいないのか」
茶の長火鉢ながひばち妙振出みょうふりだしをせんじていた妻何心もなく取次に出て見ると、堀田原ほったわら町名主まちなぬしを案内にして仲間ちゅうげん提灯ちょうちん持たせた中年のさむらい小普請組こぶしんぐみ組頭くみがしらよりの使者と名乗って一封の書状を渡して立去る。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)