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町名主
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まちなぬし
ふりがな文庫
“
町名主
(
まちなぬし
)” の例文
また一方には親方の庄蔵から
町名主
(
まちなぬし
)
にその事情を訴えて、六三郎の赦免をしきりに嘆願したので、結局六三郎はお構いなしということで
免
(
ゆる
)
された。
心中浪華の春雨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、大喝一声
譴責
(
けんせき
)
を加えた上、
町名主
(
まちなぬし
)
五人組へ預けたので、一同その明決に感じ合ったということである。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
世間並のお世辞上手な利口者なら町内の
交際
(
つきあい
)
ぐらいは格別
辛
(
つら
)
くも思わないはずだが、毎年の元旦に
町名主
(
まちなぬし
)
の玄関で
叩頭
(
おじぎ
)
をして
御慶
(
ぎょけい
)
を
陳
(
の
)
べるのを何よりも辛がっていた
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
登は圧迫を感じながら訊いた、「ここには
町名主
(
まちなぬし
)
か五人組はいないのか」
赤ひげ診療譚:07 おくめ殺し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
茶の
間
(
ま
)
の
長火鉢
(
ながひばち
)
に
妙振出
(
みょうふりだ
)
しを
煎
(
せん
)
じていた妻何心もなく取次に出て見ると、
堀田原
(
ほったわら
)
の
町名主
(
まちなぬし
)
を案内にして
仲間
(
ちゅうげん
)
に
提灯
(
ちょうちん
)
持たせた中年の
侍
(
さむらい
)
、
小普請組
(
こぶしんぐみ
)
組頭
(
くみがしら
)
よりの使者と名乗って一封の書状を渡して立去る。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“町名”で始まる語句
町名